またいつか、暗門の滝。
年に一度は訪れる、私の大好きな場所。 それは岩木山、八甲田、そして暗門の滝。
三連休の今日は仕事のアポもないし、家族の予定も無い。(いつもこのパターン!)だったら行くしかないでしょ。
この季節を逃したらもう二度と訪れることは無いかもしれないんだから。そう、世界遺産の白神山地の麓にある ”暗門の滝” へ Let's go!!
今日のドライビングミュージックは ”ワム!” のベスト。TUTAYAで見つけてすぐ借りてきて、懐かしい~~。バブル華やかな頃、 KING&QUEEN や マハラジャ に足しげく通っていた頃を思い出す・・・・・でも今日はそんなことはどうでもいいのよ。
整備された田舎道を進んでいくと右に左に赤く色づいた林檎畑とススキの原っぱ。ナナカモドも赤く、コスモスも咲いていて秋を絵に描いたような風景。そして空は真っ青、空気はカラッと汗ばむほどの陽気。
紅葉にはまだ早いけど、少し色づいてきました。駐車場はごった返していて無理やり停める事が出来たけど、県外からのお客さんが多い。
関東のほか、名古屋!神戸!そして沖縄ナンバーが!!さすがは名前の知れた世界遺産の白神。もう、ブランドとしてその名前は定着していますね。
時計を見たら12時5分。”入山の心得”を横目でチラッと見て、歩き方始めッ!
本格的なトレッキングのいでたちをした方もいれば、私たちのように普段着にスニーカー、という格好の人が一番多い。とりあえず、飲み物と軽食だけ持っていけば何とかなるし。何回かは来てるんだから。
お天気が良いのと、団体のツアー客が多くて狭い散策路も大行列。この団体さんは九州からのツアーでした。遥々遠い九州から・・・おいでいただいてありがとうございます!たぶん期待は裏切らないはずですよ。
若い人から熟年までの様々な人たちは、すれ違うこともままならないこの場所では、殆ど運命共同体。
” 第三の滝” に到着。前日の雨で水量が多く、物凄い瀑布と轟音。気温も高くて暑かったのでスウェット一枚で歩いていたけど、滝の周りはミストになった水滴と冷やされた空気が冷たい。一気に気温差10度位違う勢い。慌てて腰に巻いてたウィンドブレーカーを羽織って。 この滝だけを見て、年配の方や小さい子供連れの家族は引き返すことが多い。ここまでも増水で道無き道になったところとか、冠水した岩の上をようやく渡ってきたのですから。
「空色」と書いて 青 とすぐ想像ができるのはこんな色のことを言うのでしょうか・・・見上げると澄んだ空と緑のブナの森が覆いかぶさってくるよう。
流れの緩急はだんだん早いものに変わってきました。水に光るお日様が水飛沫の上で踊っているようです。
「お母さん、おなかすいたぁ!」 娘の一言で休憩タイム。川の中の大きな石に腰を落ち着けて持参したお握りと鳥の唐揚げで腹ごしらえ。・・・もう!割り当て超えてぱくつくんだから。お握り一個と唐揚げ一個しか私には回ってこなかった・・・こういう所で食べれば(お粗末なモノでも)いつもより食欲わくよね、うんうん、食べなさい食べなさい育ち盛りなんだから。でも、お腹出てるの気にしてる人は・・・いい加減にしてね・・・
私はこの滝が一番好きなのよね。・・・・でもこの季節、滝の近くは寒い!紅葉の終わりがけに来たときは、帰りに体が冷えすぎて温泉に寄って行ったっけ。そしてここまで来たらラストはもうすぐ・・・
この滝の上から下を覗いた様子。ここまで登るとまた日が当たって暖かい。滝の脇にある階段は、高さが30cm位もあり、登るのがきつくて腿のストレッチに最適。大概の人は筋肉痛間違いないでしょう。私?筋肉痛出るかなあ。翌日出ればまだいいかも・・・
立派な姿の滝です。昔は一般の人などは目にすることも出来ず、マタギの人たちだけが知る、神秘な滝だったはず。
去年友達家族とキャンプがてらに真夏に来たときは、瀑布の冷たいミストが気持ち良くて、遠浅の淵に脚を漬けたり子供たちは服着たままカッパのように水に浸かったりして喜んでたけど、今日はここまで近寄るので精一杯。冷たいのと寒いので写真に撮って、一目見てから、「みんな、見た?見たね?満足したね?よし、戻ろう!」。
戻るとなると帰りは早い。「行きはよいよい・・・♪」の逆ですね。
混んだ人並みをスイスイ追い抜いていく彼は、お気楽な行楽客とは違うお姿。熊避けの鈴まで付けて・・・キノコ採りのプロのようです。この時期だとサモダシ(ナラタケ)、舞茸、なめこ なんだそうです。舞茸は見つけるとあまりの嬉しさに小躍りしてしまうから、その名が付いたそう。プロはあっという間に先に行ってしまい見えなくなりました。
大きな堰に落ちる水量が凄くて、周りに水飛沫。傾きかけた太陽が当たって虹のトンネルが出来ていました。なんかね、もう滝見たことよりこっちの方が感動しちゃったくらい。潜る前はなんだかドキドキワクワク、娘と手を繋いで「虹のトンネル、潜りま~す!」
『お母さん、なんかいいことあるかな?』
「あるよ、きっと。だって今日楽しかったことが良い事の一つじゃん」
私の前を歩くお二人は、熟年?中年?(もっと良い呼び方ないのかしら)のカップル。道幅が広くなって並んで歩けるようになったら、ずーーっと手を繋いでいた。虹の下を潜る時も・・・良い雰囲気のお二人でした。
暗門ビィレッジを離れて麓に下りてからちょっと寄り道してアイス休憩。
何を食べたかって?チャレンジャーな私ですもの、想像するとおり普通の味ではありません。右は娘が食べた 林檎シャーベット。
左は後味爽やか?青紫蘇アイスです。ブログのネタにするつもりじゃないけど、そうそう食べる機会は無いですから。かなりみじん切りの青紫蘇がこれでもか!というほど入ってまして、のどの奥に入り込んでむせ込むオマケつき。そばのアイスは次回チャレンジしようっと。味?・・・青紫蘇はやっぱり薬味にするものですね。
枝が折れそうなくらいにたわわに実った大きな林檎。ピンクが綺麗な色のこれは”むつ”でしょうか?手を伸ばせばもぎ取れるんじゃないかと思うほどに道路近くまで実ってます。でも、誰も珍しくないので当然そんな悪さをする人はいませんが。
いつもより近く見える岩木山も、上から赤いベールが降りてきていました。
雪が降る前のこのひと月が、多彩で一番色鮮やかに燃える津軽です。
今日も 【いい旅 いい気分】 たぶん最後の暗門の滝。目にも写真にもしっかり焼き付けて、思い出の引き出しに締まっておきましょう。
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