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2006年7月17日 (月)

雨の姫路旅

演歌の題名のようなタイトルです。

しっとりとした煙るような、演歌調のそぼ降る雨ではなかったのです。

豪雨。それもバケツをひっくり返したような!ドッシャーーーーーー!!!おどろおどろしい雷も激しく、雷鳴にクビをすっこめてびくびく…

姫路美術館で開催されている「こどものとも」の絵本展を見に、あよこさんをお誘いして行って来ました。新聞でその展示会の記事を見つけたときに、ここからならそう遠くないし、期間中に是非行ってみたいと思ったのです。

あよこさんは絵本にも精通していて、お誘いしたら喜んでくれるかなぁと勝手に思っていたけれど、二つ返事で一泊旅行がてら来てくれました~。

Dscf0019_1 写真が光って見えないですね。開催期間は8月31日までです。

福音館の絵本は特に好きで、林明子の「こんとあき」や中川季枝子の「ぐりとぐら」、新しいところではカズコ・G・ストーンの「やなぎむら」シリーズ。

「ばばばあちゃん」も好きだなぁ。何でも知ってる物知りで、奇想天外な発明が大好き。明朗快活、はっきりきっぱりしてて。こんなオバアチャンになりたいっ!と思うほど。

絵本の作者は美大出の方も多いけど、グラフィックデザイナーや日本画に従事した方も。作者の経歴を見るのもまた面白い。

其々の作風に文章がマッチしていて、画だけでも、文だけでも、絵本としては成り立たないんだと実感。

原画の展示が素晴らしく、本になって印刷されると原画の持っている繊細さはやはり失われてしまうものなのですね。

額に入れられて展示してある原画たちは、そのままリビングの壁に飾りたいくらいでした。

ペンのタッチの細やかさ、色彩の豊かさ、レイアウトの面白さ。ついつい間近で魅入ってしまうほど魅力的。

子供が大きくなって絵本の世界から遠くなってしまったけれど、子供の頃に読んだ思い出と、娘に読み聞かせするのに選んだ数々の絵本の思い出が、胸いっぱいに迫ってくるようでした。

日曜日だったので、小さい子供連れの家族が沢山来ていましたが、大人のほうが夢中でしたね。

姫路に着いてすぐの突然の豪雨で身動きがとれずに、雨宿りしたビルの、4階からの吹き抜けガラス張りの窓に流れ落ちる激しい雨だれを仰ぎつつ、先日話足りなかった沢山のお話を あよこさん としていました。

生き物のように流れる面白い形の雫を眺められるなら、このまま外に出られなくても、姫路で”お喋りデート”で終っても、構わないかなーなんて思ったりして。

突然のアクシデントも、楽しい方に結び付けたい性質なので、豪雨に見舞われて激しい稲光にキャッキャするのもなかなか無いことだし、一面のガラスに叩きつける雨を、のんびり涼しい場所から眺めるのも面白かった。。。

美術館からの帰りは、雨上がりの蒸しっとした空気に汗をかきつつ新快速で三宮へ。

三宮でプチオフ会。

神戸に出てくるなら、と声をかけてくれていた かっちぁんさん とのオフ会?に あよこさん の”大きなこぶ”として後ろにくっ付いて、ご一緒させてもらいました。

大きな体格とは裏腹に、キャラモノ好きで繊細なハートの持ち主のステキな方でした~(^-^)

沢山のお話と美味しいお料理と、楽しい時間をありがとうございました!

ユースホステルを予約したという あよこさん を無理やりウチに連れ込んで(笑)、その夜遅くまでお喋りする覚悟だったけど、ゴメンナサイね。飲むとすぐ眠くなるのよ。。。弱くなったものだわぁ~

今日は元町南京街あたりを散策したいと言ってたけれど、朝からシトシト雨、雨、雨。。。

でも、雨にもめげずにあよこさん は神戸の街をあちこち歩き回って自分だけの発見をしていたことでしょう。

ちょっと遠出してもらうつもりでお誘いした美術館の展示会。一泊の旅行で楽しみにして来てくれてありがとう!

また会える日までお元気でね。

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