お努めと観光と
秋晴れの今日、義父母のお供で知恩院にお参りと京都観光です。
浄土宗総本山知恩院。
国宝のお寺は勿論、後ろにそびえる東山の緑が美しい。紅葉にはまだまだ間がありそうです。
”鴬張りの廊下”や日光東照宮の眠り猫でお馴染みの、”左甚五郎の忘れ傘”など、知恩院の七不思議と言われる場所の探索も面白い。
日本史、特に京都にまつわる史実はオジーチャンの得意分野です。説明したがりの解説屋さんなので、添乗員さんと一緒にいるよう。。。ちょっと思い出したり疑問に感じたことを聞くと、直ぐに答えが返ってくるのです。喜寿を迎えても、知的好奇心旺盛なオジーチャンを尊敬します!
円山公園を抜けて、八坂神社へ。
仏様の後には神様です。外国人観光客が多い京都。外国人から見たら、日本人の宗教観は支離滅裂なんでしょうね。もうすぐ賑やかなクリスマスも控えてるし。
いいじゃないですか~ 信じるものは救われる。仏様でも、神様でも。
『目を閉じて 頭を垂れて一心に 祈る心が尊き姿』
八坂神社の茅葺?の屋根が見事でした。
白川の疎水は濁りの無い綺麗な流れ。堀沿いのお茶屋さんの風情のあること。
テレビ局の撮影があり、カメラマンがアングルを決めてカメラを構えていたり。
風景しか撮らないって言ってるのに、オジーチャンは私を疎水の前に立たせて記念写真を撮ってくれましたが、新しいカメラの画素数はあまりに正直すぎて、確認後削除したのは言うまでもありません。。。
どうやら”舞妓さん体験”の観光客のようでした。近くで見たら・・・!目じりの辺りが、私とたいして違わない歳のようよ!?厚塗りの白粉にくっきりと・・・。着物は綺麗でしたけど(厳しい~!)
祇園の”一力亭”
大石内蔵助が討ち入りの前に、吉良側を欺くために大いに遊んで油断させたという歴史ある料亭。今も堂々とした構えで営業されています。この辺りのお話は、オジーチャンの独壇場です。
一見さんお断りのお店が並ぶ祇園の小路。舞妓さんや芸妓さんの表札の掛かった置き屋さんなど。
日が落ちて、白熱灯の黄色い灯りが燈るころ、ひっそりとした小路は本来の姿を見せるのでしょう。祇園は夜の街、大人の街です。
お昼は祇園の”十二段家”で山椒鰻せいろ飯を頂いてきました。この芸術的な出し巻卵!ふうわりと柔らかく、染み出るお出汁が優しく美味しい。いつもながら、一杯頂いてゴキゲン気分です。
長男の子供は女の子一人。義父母は遠くない将来を考えて、お墓を持たず、宗派の総本山である知恩院に永代供養を考えているようです。親族の分骨もしてある知恩院に、あの世でのお世話をお願いしたいと。
避けられない事でもあり、必ず通らなくてはいけないこと。ご本人達が、残される者に面倒をかけないようにとの、前向きな考えの方たちであることに、とても感謝しています。
恒例のお彼岸のお参りを、猛暑で今月に予定したと聞いて、同行することにしました。いざという時に、分からないでは済まされないから。。。義父母はたいそう喜んでたので良かったのかな。
お努め半分、観光半分(いや、ほとんど観光気分♪)。
足を運ぶ度に、日本文化の奥ゆかしさと歴史の深さに心打たれる京都。季節ごとに訪れてみたい場所です。
それにしても京都は物価が高い!お隣の大阪が激安、まけてなんぼの値段なのに!
日本の象徴、世界の京都だから仕方ありませんけどね。
でも、京芋の煮っ転がし定食(有名店)で2,520円!? 定食のサンプルを見て仰天!うちの晩ご飯の方が、まだボリュームがあるかもよ。刺身も煮魚さえも付いていない、芋の煮っ転がしと小鉢とご飯と汁物のみ。私が男なら、星飛雄馬の父になっていることでしょう。そういえば、四コマ漫画原作の映画『自虐の詩』のHPも、このシーン(テーブルひっくり返し)だったなぁ。
金木犀が香る古都。季節は神戸より一週間は遅いようです。
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