カナシカッタ
仕事からの帰り道は、JR三宮駅を通って地下鉄の駅へと向かいます。
そごうで買い物するという友達と別れて、ベルギーワッフルで有名な”マネケン”の前ほどに近づいたら、前から来た見知らぬオジサンに、いきなり右わき腹に肘鉄を食らいました。
夕方の五時半近くは、仕事帰りの乗降客で駅はごった返しています。それでも人とぶつかるなんて事はありません。
ぶつかっても、せいぜい腕と腕が触れ合ったり、カバンが軽くぶつかったり。
あまりに突然の事だったのと、強烈な痛みで、「ちょっと!」と言うのがやっと。
ソイツを目で追ったら、しらけたような無表情の顔で振り向いていました。
わざと。故意に、です。
(百歩譲って)間違って?肘鉄食らわしたら、その衝撃で本人も人か何かにぶつかったことは分かるでしょう。痛がってる人間を前に謝るでもなし、能面のような顔で振り向いて去っていきました。
さすがにうずくまったりはしなかったけど、痛みと呆気にとられたのとで、右脇腹を抑えたまま、流れに滞る岩のように立ち止まっていました。
大柄の男性だったら、きっとこんな目には遭わなかったんでしょうね。自分より弱い女子供と思うから、こんな酷い事も出来るわけです。
かなしい。
カッターナイフなどの刃物でなかったのが幸いでした。
都会って怖い。何考えてるんだか分からない人が本当に多い。
娘じゃなくて、私が、で良かった。
かなしくて、帰りは頭の中が真っ白でした。
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