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2008年10月14日 (火)

調律師さんが言うことには

一年半ぶりのピアノの調律。

春に、何度も電話を頂きながら、こちらから連絡もせず伸ばし伸ばしになっていた調律。

先日、たまたま家に居る時にお電話を頂き、休みの今日に先生の日程がちょうど合ったのでした。

中間試験中で夕方家に居た娘も、初めて見る調律師さんにドギマギしていました。

素人の私が分からない、微妙な音のズレや鍵盤の重さなどを、調律師さんに訴えていました。その後直ぐに自分の部屋へ引っ込んでで行きましたが(恥ずかしいみたい)。

一時間ちょっとの調律が終わり、紅茶でお疲れを癒してもらいながら、しばしの雑談。

先生が娘の楽譜集を眺めながら、仰ったことには…

「これだけの曲を弾いてるんであれば、アップライトピアノではピアノが可哀想。音楽のレベルにピアノがついていけないんですよ」

へぇ~~~!   

レッスン場で弾くグランドピアノに比べて、家のピアノは音が響かないし、タッチが滑らかに指が動かし難い、と娘からも散々クレームはありました。ありましたが、音大を目指すわけでもなし、趣味で弾くにはこれで充分でしょ!?

うちのアップライトは、消音機能付きですが、マンションサイズといわれるコンパクト設計。一般的なアップライトよりも、ちょっと背が低いのです。

「本人が上を目指す、って言うんなら今すぐにでもグランドピアノに買い替えをお勧めします。」

・・・実は、5月にヤマハの個人レッスンを辞めたのです。というより、辞めさせたのです。本人は弾くことが大好きだし、レッスンを辞めて指が鈍るのを恐れていたのですが。

ピアノは好きだけど、先生が嫌い。

相性の問題?

いやぁ~、初めての顔合わせの時から、私はカチンときていました。親子で最初のレッスン前に一通り弾いて面談した時、お世話になりますと頭を下げた母親と、一度も目を合わせなかった・・・。目標はグレード5級の合格、ともじもじしながら言う娘に一言「無理ですね」・・・はぁ!?これからレッスン受けようという子供に、最初からきつい一撃!今は難しくても一緒に頑張りましょう、くらい言ってくれても良いんじゃない!?

そりゃ神戸はレベルが高いんでしょうけど、お高く留まったハイミス先生の印象は、めちゃ最悪だったのです。

その先生の時間しか空いてないということで、娘は我慢して頑張る、と習い始めました。

年に一度の発表会でも、挨拶する私を見もせずに、どっちを向いてんだか軽い会釈の返答。先生じゃなきゃ、こらこらネエチャン!大人の礼儀を教えたろか!?と、どついていたでしょう。

それでも、娘との関係が悪くなければそれで良し、と思っていたのです。

ある日、レッスンの時間の変更があり、変更になった日時にレッスン場へ行ったら、先生のドタキャン?どうやら変更したことを先生自ら忘れていた?らしいのです。

変更時間に間に合うように行ったにも拘らず「一時間後にレッスンするから、また来てください」と言われたと、トボトボ帰ってきた時には激昂しましたよ!ごめんね、とか悪かったね等の言葉は一言も出なかったらしく、さすがに娘も腹が立ったと怒って帰ってきたのでした。

幸い、我が家はレッスン場の目の前なので、行こうと思えば行けます。でも、部活から帰って来て、ご飯も食べずにピアノのレッスンへ行って、また一時間後に出直しは、正直疲れるし面倒ですよ。それも、自分のミスを謝りもしないそのぬけぬけとした態度!子供だと思って馬鹿にしてる!?

これが一度や二度じゃないんです。

信頼がおけないので、辞めさせました。それでも丸二年通いましたが。最後のレッスンの時は、人が変わったように丁寧で優しかったらしいけど。

音大出て、直ぐに音楽教室の講師になり、自分よりはるかに年上のお母様方に「先生、先生」と頭を下げられることに、何か勘違いしているようでした。

厳しいレッスンに耐えられないと言うなら、娘の根性の無さを叱っていたでしょう。褒められる事も無く、「下手糞!」となじられたと半ベソかいて帰ってくるときもありました。

先生は嫌いだけど、ピアノは辞めたくないと言ってましたが、安くない月謝を払う身とすればあまりにも理不尽なので、辞めてもらったのです。

そして、今に至っています

今度の中間試験が良かったらという条件で、習わせる予定ではあります。

調律が終わったまっさらなピアノに向かって弾く様子は、やっぱり嬉しそう。

趣味で続けてくれれば、それで良いんです。

娘が弾くピアノの音を聞ける喜びは、私にとって一番幸せなことです

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