娘の高校の学食会へ行ってきました。
私が頼んだのは日替わり定食390円。
ラーメンと天津飯のセット。中華丼?いえ、ちゃんとご飯の上に薄焼き卵がのっています。男子にはこの量は嬉しいだろうな。。。女子には多いかも。でも、体育部の女子はぺろりといけるかな。私も完食したし
お菓子の入った袋は、PTA役員からのサービスだそうです。売店で人気の手作りドーナッツが入っているとか。
実は今日学校へ赴いたのは学食会があったからだけでなく、担任の先生との面談がメインだったのです。
先週、娘が学校へ行けなくなり、それはそれは重く苦しい一週間を過ごしました。。。ふぐや牡蠣に現を抜かしてるように見えたかもしれないけど
、私の心は薄っすらグレーの灰色でした。
行けなくなった原因?
そりゃぁ親には言わないでしょう。。。ただ、学校に居るのがしんどい辛い、と一言。
昼も夜も寝て、食欲もなく、起きてる時はボーーッとテレビの映像を眺めてるだけ。自室に篭ると電気も点けずにすぐベッドに入るので、眠ることで現実逃避しているようでした。
心配しましたよ。。。親は目の前に見せ付けられる現実にオロオロするだけですもん。語らないだけで、娘の胸の内には葛藤が渦巻いてるのだろうに、ついつい分かりきった言葉を発してしまう私。。。
『休み癖がついたら、本当に行けなくなっちゃうよ!!他人のためじゃなく、自分のために学校って行くもんでしょ!?』
そんなの行けなくて辛い娘自身が一番分かってるのに、追い討ちをかけるような言い方しか出来ない愚かな母親。
これが他人の子供の話なら、大らかに子供が口を開いてくれるまで待ってみたら~、とか、追い詰めるような事言っちゃダメだよね、等と思えるのですが、自分の子供の事となると心配の塊だけが大きくなりすぎて、言わなくていい事や言っちゃいけない言葉のオンパレード
娘の心配と自己嫌悪からの苛立ちで、情けなくて
暫く学校を休むことになるかもしれませんと担任へ連絡したところ、スクールカウンセラーの訪問日があるからと紹介されました。
カウンセリング受けてもいいよ、と娘。
「でも、お母さんは絶対来ないでね!!
。。。心配してるのは分かるけど、お母さんに言っても分かってくれないでしょ!?」
利害関係の無い赤の他人の方が心を開けるのは確かです。
怒涛の一週間を過ごし、恐らく、自分のお尻を自ら叩いて行ったであろう月曜日の学校。私も職場で一日中気もそぞろでした。
部活にも行ったようで、何時もの時間に帰ってきました。私も平常心を保って普通に『おかえり~~』と声をかけたら、はにかんでるような恥ずかしそうな口元で「ただいまっ」
オトーサンの前ではいつも不機嫌なのに、お風呂上りも無口に自室に篭るはずが「上がったよ~~」と上機嫌な声。
分かりやすい子です
『学校これてよかったやん』と声を掛けてくれた友達がいたのと、放課後に担任とゆっくり話せたのが娘の心を解いてくれたようでした。
昨日の火曜日がスクールカウンセラーとの面談。娘は女性のカウンセラーだと思ってたようでしたが、おっちゃん先生だったようです。担任(女性)も、おっちゃんだとまた違った話が聞けて良いかもよと言ってくれたそうです。
あれこれ話した内容を詳しく聞きたいのは山々だけど、うるさがられるだけなのは目に見えてるので、軽~く聞く程度に(ほんと、気ぃ遣いますわ)。。。
『おっちゃん先生はどうだった?』 「まぁまぁ」
『・・・どれくらい話したの?』 「一時間ちょっと」
『他にもカウンセリングの予約した人いたの?』 「いるよ」
以上。。。
機嫌は悪くないけど、疲れてるようでした。そうだよね。。。心のうちを人に話すのってすごくエネルギーが要るし。今のままの自分ではいたくないと思い、進んでカウンセリングを受けた娘の勇気に拍手したい気持ちでした。
そして、担任の先生に時間をとってもらい今日の二者面談。
中学のときはホント先生に恵まれなかったけど、今の担任の先生は、よ~く子供を観察してくれていました。
立ち直れないほどのドツボに嵌ってるわけでなく、自分がどうすべきかを知ってる子供との見解でした。どうやら、おっちゃん先生も同じ見方だったようです。
女の子同士のくっついたり離れたりの関係。。。イジメや喧嘩があるわけでないのに孤立してしまう寂しさ。。。言葉の壁。。。友達に合わせて使う、偽関西弁を話す自分が嫌い。。。逆に、弘前の幼馴染からもなんか言葉が違ってきたと。。。自分が何処にいるのか何処にいていいのか分からない不安な気持ち。。。
男子だったら良かったのに。。。だそうです
頑張って登校した月曜日に声を掛けてくれたのは、先生から見ても大人の雰囲気を持ったAちゃん。ちまちまとくっついたり離れたりの女子からは、一歩離れた存在だそうです。
Aちゃんみたいな人が、きっといい友達になっていくんだろうね。
「また辛くなったら、担任の私とおっちゃん先生が話を聞いてくれるから。Aちゃんもね。」と担任は語ってくれたそうです。
本当にありがたいことです。
一人で抱えるのは親でも辛いけど、自分一人だけでなく社会にも育ててもらってるんだなぁとつくづく感じました。
休みたくなったら無理せず休んでいいよ、とも言って頂いたようです。。
自己分析がちゃんと出来ていて、どうすべきかを分かっている子供です、とも仰ってました。
親には心の内側を見せないけれど、苦しんで葛藤してもがいても自分で出口を見つける術を身につけてくれているようです。
小学生みたいな童顔で、ちっちゃい身体なのに、心は一歩一歩大人へと近づいているのね。
あ~~、いじらしい!可愛い!ぎゅっとしたい!!!
いつまでも子ども扱いしちゃいけないね
学校からの帰り道、グレーだった気持ちも、すーーっと澄んできました。
どうやらまだまだ子離れはできそうにないです。
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