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2011年3月21日 (月)

平和ぼけ

慣れ、って怖いです。
ショッキングな映像に心拍数が上がり、体が震えるほどだったのに。
繰り返し流される悲惨な現場の映像に、慣れてきている自分がいます。

土曜日は、明石の二見でバレーの練習試合がありました。ずっと休みがちだったので、今回9人ギリギリの参加者から外れられませんでした。

ボールを追ってる一瞬は、頭の中は真っ白。仲間とプレー中に笑い声も弾けます。
笑ったの、1週間ぶり。
ほんの一瞬でも、地震の事が頭から離れました。

日曜と祝日は、借りっ放しの韓流DVDをずっと観て、家から一歩も出ずに引きこもり。買い物も家族にお願いして。

現実逃避ができる、この贅沢。

テレビでは、明日の食料を水をガソリンを求め、家族を探す人達がいるのに。

夜八時前に、母の携帯に電話しました(電気は復旧したけどNTTの回線はまだ)。
父の転院で疲れたので、早く寝るとの母に、『うん。早く寝てね、もうお風呂入ったの?』…言いながら、しまった!!と思った時は既に遅く。
「…水出ないもの。10日も入ってないよ…」と疲れきった悲しそうな母の声。

いつもの口癖が出てしまいました。

暖かい部屋で温かい食事をし、ふんだんに水を使え、ゆっくり入浴も出来る。
バレーボールをし、のんびり掃除洗濯。空いた時間にDVD鑑賞。

平和ぼけ、ですね。

眠れない程の心配も葛藤も、確かにあったはずなのに。

忘れてないけど、忘れられないけど。

でも、自分の当たり前の毎日を生きていかないと。

寄り添っていたいと願っていても、同じ温度でいるのは難しい。

自分に出来ること。
探すのも難しいな。

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ひとりごと」カテゴリの記事

コメント

こんにちわ。

毎日、自分は寝ていいのだろうか・・・。
お風呂に入っていいのだろうか・・・。
罪悪感を感じながら暮らしています。
震災から節電で夜間の体育館の使用はできなくなりバレーとはしばらく離れる生活になりそうです。
昨日やっとガソリン入れられました。
並んだら少しは確保できたかもしれないけど、わたしには丈夫な足があるから歩こうと思って。
どこまでも歩いて・・・なんとかなるのもですね!
普段いかに楽をして無駄使いしていたか思い知らされました。
毎日テレビで繰り返される悲惨な現状にわたしまで被災した気分に・・・。
最近はほんのちょっとですが復興のきざしも見えてきたので少しは気持ちが和らいでいます。
命があるのは幸せな事・・・だけどだからこそ大変な事も多々。
自分にできることで協力するしかありません。
次女はゆうちょ銀行から募金したとのこと。
長女は23日が大学の学位記の授与式でした。
この震災で卒業式は中止され授与式のみとなりました。
そして4月から被災地八戸へ勤務します。
それぞれの春がやってきますね!
ご両親・妹さん・お友達・・・心配な事が沢山あると思うけど命に感謝して今を生きる事が私たちのできることだと思いませんか?
被災者のみなさんに一日も早く心の平穏が訪れる事を祈るのみです。

** マリリン~♪ **

あれから二週間が経ちました。
弘前も物資が不足していると聞きました。スーパーなどの棚はガラガラだとか。。。ガソリンの供給も少ないようですね。
今回の大震災では全く被害のない関西でも、乾電池やミネラルウォーター、カップ麺などは少なくなったそうです。
備えあれば憂いが無くても、過剰反応だと思うんです。
我が家は、二個ある懐中電灯の電源が付くのを確認したのみ。カップ麺の在庫も二個ほど。ストック用に買い足す予定もないし。。。水は浄水器のを飲んでるので、余分に買う必要もないし。

今すぐ被災地にお役にたてることは無いけれど、今ある環境に感謝して、今まで通り生きていくことしかできません。

週一のバレーが出来る。それだって、ありがたいことです。

マリリンとこのお姉ちゃんは、八戸勤務だったのね。
大変な環境の時に、親元から離すのはとても心配でしょう。。。でも、お姉ちゃんならきっと逆境も乗り越えて、新社会人として頑張ってくれると信じています

長い長い復興の時間がかかると思うけど、信じて温かく見守るしかないですね。

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