« ユズスコ | トップページ | 決めました »

2011年3月12日 (土)

心が折れそうですが

未曽有の大地震で、私の故郷 宮城県 は一変しました。

表情豊かな入り江が連なるリアス式海岸の三陸は、天災になす術もなく悲劇の場所となりました。

映像で観る変わり果てた故郷の様子に、ただただ涙を流すばかりです。

安否を心配していた両親・妹夫婦とも、無事であることが分かりホッとしています。

ライフラインが絶たれ、寒さと暗闇の中での不便な生活を強いられているかと思うと、暖かい部屋で温かい物を食べ、温かいお湯に浸かり、安全な布団で寝ることが出来る自分に、罪悪感すら感じます。

石巻の友達とは、いまだに連絡が取れていません。

避難所に居ることを心から願います。

福島原発の事故も他人ごとではありません。

宮城の女川原発では、中学の同級生でんちゃんが勤務しています。牡鹿半島の道路状況は全く情報がありませんが、不通になっているかもしれません。

自宅の被災の様子も気になりながら、不眠不休で電力の回復に向けて復旧活動をしていることでしょう。

近所の知人から転送以来のメールが来ました。

『関東東北地方の電力の供給を助けるべく、関西電力がその分を供給します。関西の方は節電にご協力ください』

チェーンメールが回線を圧迫しているという意見もありますが、横行しているのはガセで不安を煽るようなものばかり。関西地域での転送であれば、被災地の回線に迷惑は掛からないのでは・・・

勝手にそう判断し、関西在住の多くの方に送りました。

不愉快な方もいらっしゃったことと思います。この場を借りてお詫び申し上げます。

藁にも縋る。まさにそんな気持ちでした。

批判は甘んじて受けます。

しかし、メールの発信人の語る通り、私たちに出来ることは祈ることの他に、小さなことから生活を見直すこと。

対岸の火事、ではいられません。

過去の大地震の後も、何度も復興を遂げてきた人間の力を信じています。

先ずは、早急なるライフラインの回復を心から願います。

« ユズスコ | トップページ | 決めました »

ひとりごと」カテゴリの記事

コメント

思わぬ広がりをみせたチェーンメールではありますが、
「遠い関西に居ながら、何か自分に出来ることがないか」
その思いと、節電は、決してムダではないはず。
不愉快などとは思いませんよ。
被災経験者なので、「電気さえあれば」という実感と、余震の不安と、
お布団に包まれて横になる罪悪感を思い出しました。
皆様のご無事と、1日も早い復旧をお祈りするばかりです。

行動を否定したように ミクシィで書きましたが
ちえりぃさんも自分も同じかなとおもいます

ほぼ同時刻に、関係のない人から内容が全く同じの
複数のメールが届きました
それがなければ自分も送ってたと思います

ネズミ算に膨らんでしまうことなので
事実を確かめることを 受けた側としての自分はしよう

3回同じことを言われたことで
転送しないでも考える  自分に何ができるか

一番自分が具体的にできて必要なのは
お金の節約で それをそのまま義援金に送金

思いが届けば メールは無駄にはならないと思います

現地の救援活動と生きていくためのにたとえ少額でも
確かな機関に送ります


ちえりぃさんのご家族の無事を確かめられてよかったです

** むっちゃん **
** あよこさん **

ご心配ありがとうございました。
いつもきめ細かい心配りに励まされています。

親族に被災者がいる自分としては、チェーンメールと分かっていながら素直に反応しました。
受け取った側の方の判断にお任せしよう、とも思いました。

善意と取りたいし、善意の受け渡しのつもりで送信しましたが、時勢を恐れぬ愉快犯の加担をしたアホ、と思われた方もいたでしょう
ま、それはいいんです。

いったん立ち止まって、行動を考えていただけた。その判断も勿論ありがたいことです。

個人で出来ることは小さく伝わりにくいけど、心がそこにあるだけでも、いつか何かの機会に役に立つことがあるはず。

オトーサンの会社もすぐに動いてくれたようです。
微力でも企業が救援に協力してくれたら、心強いです。


阪神大震災の被災経験者の友人知人から、沢山のお見舞いメールを頂きました。

「家族は無事でした」

そう返事できたことに感謝しないといけませんね。

地震発生以来ずっと、ちぇりぃさんのご家族のことが
心配で気にかかっておりました。
ご家族の皆さまがご無事で本当に良かった!!!

私の仙台在住のお友達(ちぇりぃさんも一度お会いに
なられてますよね)とは、未だに全く連絡がとれません。

他にも東北在住のお友達の数名の安否確認がとれず
祈るしかできなくて… もどかしいです。
今週中にも義援金を送りに行って来ます。

>何度も復興を遂げてきた人間の力を信じています

戦後、焼け野原からがんばって復興を遂げた日本人
ですもの!
皆で支えあって、自らの最善を尽くして、がんばりましょう!

今は本当に、祈ることと自分がやるべき事をやるっきゃ
できないから、、、申し訳ないやらもどかしいやら・・・。

被災された全ての方に、心よりお見舞いを申し上げます。

** ゆりあさん ** 

ご心配ありがとうございました。

ゆりあさんも遠く離れたご主人と連絡が付かなかったときは、本当に心細かったことと思います。
ご無事で何よりでした。

記者会見で海江田経済産業相が、関西の電力は関東以北への電力供給は出来ない、と言及されていましたね。

藁にも縋る思いは、すっかり道化と化して気が抜けました。
心が弱っているときほど、深呼吸してから判断しないといけませんね。
恥ずかしいです。

辛抱強く謙虚で勤勉な東北人は、きっときっと支えあって復興を遂げてくれると信じています。

飢饉や天災が何度繰り返されようと、不屈の精神で東北の地を豊かにしようと努力してきた先人たちが良い見本です。

早急な救出と復興を心から願っています。

この記事へのコメントは終了しました。

« ユズスコ | トップページ | 決めました »