映画やテレビ

2010年11月16日 (火)

イイ男ばかり♪

十三人の刺客。

役所広司をはじめ、円熟した男の色気むんむんな役者ばかり。

SMAPの稲垣吾郎ちゃんの極悪非道で冷血なお殿様役は、はまり。
ドラマでも悪役演じてるけど、あっさりした顔に淡々とした演技が、背筋が凍るよう。

竜馬伝で好きになった高杉晋作様も、超ワイルドな狩人役で出てるし(狩られたい~爆)

明石藩の実在したお殿様がモデルなので、地元では賛否両論らしいけど…(実際のお殿様は極悪人ではなかったそうな)

目の回るような殺陣も息をするのを忘れるほどカッコヨカッタ

泥臭くて芯の通ったイイ男たちを見れて、女性ホルモン充電~

2010年8月31日 (火)

東京島


常夏の無人島に男が16人、そして女が1人。

逆ハーレム状態の末、脆い秩序は崩壊し、島の脱出を試みるが…

もっと凄いサバイバルなのかと予想してたけど、コミカルな演出もあり、飄々とした表情の木村多江が、無人島の女王をいやらしくなく演じてました。

女の本能全てをかけて、生きる為の手段を選ばない貪欲さ。
ある意味、図太いけど清々しい。

清子が纏うHERMESの極彩色のスカーフが、無人島の紺碧の空と海に映えて印象的でした。

『あなたなら、どうする。』

私?無人島の女王にはなれないでしょう〜(;^_^A
若い男の人はスルーよ。

無人島の母、いや、無人島の賄いさんになって、蛇の皮剥いてるかもね(-ロ-;)

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今夜は夏野菜の揚げ浸し。
実家の野菜も残り少しです。

2010年8月21日 (土)

キャタピラー

昨日は、市のリーグ戦抽選会でした。

一時間程で終わり、予定していた映画を見に行きました。

‘キャタピラー’

主演の寺島しのぶさんが、映画祭の大賞を受賞した作品です。

‘キャタピラー’は、整地等をする重機の事ではなく、‘芋虫’の意味。

かなりショッキングでエグイ内容でした。
反戦というより、厭戦映画と評価されてるようです。

寺島しのぶさんの表情が素晴らしかった。
女の哀しさ、健気さ、そして強かさが、痛いほど伝わってきました。

この内容じゃ、大手の映画会社では作品化出来なかったのは当然でしょうね…
勇ましさだとか、男気だとか、おおよそ美談とは掛け離れた、戦争という大義名分のおぞましい裏側のみを描いた作品だから。

R-15指定。

多くの人に観てもらいたいという監督の意向で、1300円での上映です。

神戸シネリーブルにて上映中です。

2010年7月 2日 (金)

女の気持ちは万国共通

私は一番ミランダが好き。
クールで毒舌、歯の浮いたような甘い空気が苦手。サバサバしてるのに情け深い。

映画‘SEX & THE CITY 2’ を観てきました。
テレビドラマもずっと観たかったけど、録画機能が無くて観れず(深夜放送だから)やっとブルーレイを買って、season 6 の放送に間に合いました。先週火曜で season 6 の放送も終わり、その後の話が‘SEX & THE CITY
1 ’に繋がり、約2年の時を経た彼女たちの物語が、今回の 2。

サマンサは、自然の摂理である更年期に、積極果敢に戦いを挑んで、相変わらず貪欲な本能丸出しで笑わせてくれるし(爆)
今回も女性ならではの下ネタ?満載で爆笑!
あ〜!サマンサ大好き!

真面目で優等生なシャーロットは‘理想的な母’を目標にするあまり、自分を見失い、周りが見えなくなったり…。育児は24時間スクランブル体勢だもの、煮詰まる気持ちもよく分かるわぁ。

結婚しても、生活スタイルを変えないキャリー。日本のバブル期に流行ったディンクス(子供を作らず夫婦二人の生活を楽しむ結婚の形)を思い出しました。
ネタバレになるので多くは語らないけど…

四人はそれぞれが仕事のキャリアも重ね、経済的にも自立したかなり裕福な女性たち。

場面ごとに変わるファッションやキラッキラの街並みに、女性なら誰でも暫し現実を忘れてウットリ。

世界一のお金持ち、石油王が闊歩する中近東が今回の舞台なので、ゴージャスさは半端なかった!世の中にこんなに贅沢三昧な世界があるのね〜〜

でも、私は‘ 1 ’の方が感情移入出来たかな…

スカッと笑えて、自分までカッコいい女になったような気分にさせてくれました。

ちなみにR-15指定。

観ると元気貰えます

2009年12月16日 (水)

沈まぬ太陽

三時間半の超大作映画”沈まぬ太陽”を観てきました。

映画が公開されてから、慌てて読んでやっと先月末くらいに読み終わり今日鑑賞することが出来ました。

読んでから観る派としては、やっぱり原作には敵わないというのが正直な感想でした。

文庫で5冊分の長編を三時間半に纏めるのは、映画化するにあたり相当割愛された感を受けたけど、やっぱり映画は映画として別物なんだなぁ。。。

ほぼ実話を元に綿密な取材をして書かれた社会派小説が、勇気ある一人の女性の手によるものであることに、尊敬の念を感ぜずにはいられません。

エンドロールを最後まで見ましたが、航空会社の協力は得てなかったようでした。

原作が週刊新潮に連載中は、当時の日本航空では週刊新潮を機内配置から外したそうです。そりゃぁそうでしょ。自社がモデルの小説なんだから。。。

大企業を私物化し私腹を肥やす経営陣と、その利権から得る甘い汁を吸い尽くす政治家たち。

読みながら「腐ってる!!生きながらコイツラ腐ってる!!」と何度憤ったことでしょう。吐き気を催すほどでした。

”正直者が馬鹿を見る”

腐った人間側から見たら、主人公 恩地 元はそう見えたのでしょうね。

頑なまでに自分の矜持を持ち信念を貫いた恩地は、世渡りや妥協、馴れ合いをことの他嫌う正義感の塊のような人。

巨大な組織の中で糺すべきことを糾したため、海外の僻地を10年にもわたってたらい回しにされた、恩地 元。

モデルになった方は既に亡くなったようですが、もしこの映画をご覧になっていたら感想を聞いてみたかったです。

山崎豊子さんはご高齢ですが、”白い巨塔”や”大地の子””華麗なる一族”などの超長編を生み出し、今もなお作家活動に意欲的な様子をテレビで拝見しました。

なんとか長生きしていただいて、願わくば(旧)国営鉄道会社を題材にした小説を書いてほしいです。特にJR西日本を題材にした小説が読みたい!!

「面白いよ~!」と職場のランチ時に吹聴したら、”沈まぬ太陽”全五巻は貸し出し予約が二人待ち。

明日持って行かなきゃ。

映画も良いけど、やっぱり原作がお勧めです

2009年11月22日 (日)

ノブェッロとマイケル

皆さま、ボジョレーはもう飲みましたでしょうか?
我が家の”ボジョレーヌーボーを楽しむ日”は、イタリアの新酒‘ノブェッロ’。
妹が誕生日のプレゼントと一緒に送ってくれました。

昨年は神戸ワインの新酒‘みのり’。ボジョレーヌーボー解禁を、なんちゃってで楽しんでいます。

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今宵は、ノブェッロとすき焼きの組み合わせです。

いわゆるボジョレーヌーボーより、こなれた感じで軽すぎず美味しかった!
でも、1日娘に付き合った疲れからか、グラス一杯が限界…

今日は3ヶ月に一度の娘とのデート。

忙しくて外食する機会がない娘は、普段食べられないお店に行きたいと宣うので、高校生にはちょっと贅沢なイタリアンへ連れていきました。

私が1500円のランチだっていうのに、遠慮の無い娘は2000円のコース!
パスタに肉料理のメインまで付いてました。
朝ご飯遅かったのに、スゲー食欲!

その後ぶらぶらとウィンドウショッピングしてから、話題の‘This is it’を観てきました。

ネットで座席予約してたので、劇場ど真ん中の席
余裕で時間に行ったら、すでに満席!
早めに予約して正解でした。

マイコー(マイケル)、サイコー!

彼と同じステージに立てる事は、ダンサーもミュージシャンもシンガーも至上最高のステータス。インタビューからも、その誇らしさと感動の様子が伝わってきました!

完璧主義者で自分の音楽に妥協を許さず、でもフレンドリーで謙虚。

生前は、マイコーの虚実ない交ぜの私生活ばかり取りざたされ、気の毒な晩年でしたが、世界中のファンが待ち望んだステージは、リハーサルの映像を見る限り、素晴らしいパフォーマンスに溢れていました。

言葉では語り尽くせないけど、KING OF POPSとして音楽の教科書にも取り上げられる日が近いかも…

素晴らしいプロモーションビデオが一本の映画になったよう。

こんな偉大なエンターテイナーは二度と出ないかも…さよなら、マイコー…ホントに星になっちゃったのね…

エンドロールを眺めながら鼻の奥が痛くなりました。。。
場内が明るくなった途端、「あ〜、眠たかった〜」

はぁ!?

アンタが観たいって言ったんでしょうが!(゜□゜)

80年代を懐かしむ方なら、絶対スクリーンで最後のマイコーを見ることをお勧めします!
マイケル・ジャクソンは最後まで輝いてました!

映画は27日までの公開です。

2009年4月12日 (日)

チェコ映画を観てきました


英国王 給仕人に乾杯!
『小さな国の給仕人が生き抜いた愛と笑いの20世紀チェコ現代史。全世界が面白い!と絶賛、甘く美しい最高傑作!』

ハリウッド映画とは違って、派手さのないペーソスとウィットに富んだヨーロッパの作品。
ナチスドイツに占領された小国チェコの悲哀さも描かれています。
が、全編くすりとした笑いとお色気が盛り沢山!
富も名声もある大金持ちの遊びといったら、美食と女色。
庶民には考えも及ばないようなお楽しみが、紳士な方々の有り余る時間と富によって繰り広げられているんですね。
古近東西、世界各国、万国共通の富める男性の夢、なんでしょうか。

自分も富める側の人間になりたいと願ってきた、一給仕人の顛末。

上映は、新開地にある神戸アートビレッジセンターで。これが分かりにくい場所!
新開地は、初めて訪れましたが、ディープな場所ですね…
ボートピアがすぐ近くにあり、荒んだ雰囲気を漂わせたオッチャン達が沢山たむろってました。
場所柄、昼から開いてる一杯飲み屋も多く、目に焼き付いた屋号は‘はきだめ’!?
うっひゃ〜!すごい店名!そのまんまやん!

ディープな新開地を後に、爽やかな風に吹かれつつ栄町まで歩きました。
途中、全身豹柄の自転車を発見!す、すごい…さすが関西だわ…

チェコ映画を観てきました

栄町はお洒落スポットとして雑誌の特集がよく組まれるだけあり、アンティークものやインポートものの雑貨屋や洋服屋があちこちにあります。
古いビルを改装した明るい店構えや、古さをそのまま生かした店そのものがアンティークな所もあり、覗いてみるだけでも楽しい。

漆喰の壁の、古さに味のあるカフェでお茶しました。
焼き立てのスコーンが美味しかったな。

チェコ映画を観てきました

海外駐在のご主人と一緒にチェコに旅立つオクサマの、記念品を友達と選びました。
マーガレットのモチーフが連なった、重みのある渋めなブレスレット。かなり存在感があります。
オクサマは何でも持ってるし、こだわりがある方なのでプレゼント選びも大変でしたが、これならきっと喜んでくれるかな

栄町はお天気のいい日に、時間かけてまた散策してみたいなぁ。小さなカフェやバルもたくさんあります。
ガイドブック片手にオノボリサン気分でね。

日曜日の女同士のショッピング。
なんだか気持ち若返りました♪

2009年2月 3日 (火)

マンマ・ミーア!

劇団四季の舞台広告を、地下鉄の吊り広告で見たとき、引っ越してきたばかりで関西の地理に不案内なこともあり、観たい気持ちだけで諦めていたのです。

それが映画化されただなんて!

公開前から楽しみにしていました。

だって、私はABBA世代(≧∇≦)! (左のBが逆なのは皆さんご存知のとおり)

聖子ちゃんもオフコースも大好きだったけど、ABBAも大好きでした。

高校のバレー友は、片思いしてた隣の男子校バスケ部のキャプテンに、”THE WINNER TAKES IT ALL”を彼のテーマ曲だと言ってたっけ。

”WINNER~”の題名どおり、彼が試合で勝ちますようにと願ってのテーマ曲だとばかり思ってたけど、今日の映画で意味が分かりました。。。『人生の勝者は、敗者からすべてを奪っていく・・・』 叶わぬ恋の歌だったのね!!カトチャン(バスケ部キャプテン)めちゃめちゃモテてたものね…髪型なんか俊ちゃんみたいなパーマかけてて。今頃気づいてゴメンヨ。。。私は全然タイプじゃなかったけど。

と、全篇に流れるABBAのメロディに、懐かしさのフラッシュバッグの波が何度も押し寄せてきました。

英語の歌詞なんて、なんとなくサビをカタカナで覚えてるだけの人が殆どなのでは?。それでもミントシネマのほぼ満席の女性たちは(本日レディスデイ!)、ABBAのメロディをリズムに乗って口ずさんでいたことでしょう

007ゴールドフィンガーのボンドが呟く、「人生も半分を過ぎたんだ。お互い生きたいように生きよう」と、メリル・ストリープにプロポーズするするシーンに痺れました

パパが三人!?いやぁ~、それは困ったことだけど、産んだ側からすれば、もう誰がパパでもどうでもいいような(^-^; 娘は自分が産んだ。で、完結してるから。

恋人が三人!?それは素敵とっても素敵毎日ウキウキ薔薇色だと思うわ~ おほほ…

夫が三人!?・・・手間が三倍ですか。。。なんて言っちゃいけませんね。

いずれにせよ、元気が出ること間違いなし!

マンマ・ミーア!お勧めです!

2008年12月28日 (日)

あれやこれや

先週末から予定がびっしりで、ブログのネタは満載だし書く時間が無いわけでもないのに、なかなか筆が(タイピングが?)進みませんでした。

反転文字で、カーーッとなった気持ちを綴ろうか、と思う日もあったけど、翌日になれば気持ちも落ち着いたり。。。落ち着かないんだけどね、本当は。。。まぁ、いつかそのうち…

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お正月のアレンジメントフラワーを活けてきました。水引で作った手まりは、来年も使いまわせそう

黙々と花だけ見つめて活ける無心な時間が心地よかった。。。ストーブの上に乗るヤカンの微かな音だけが響く静かな空間。その後お喋りに花が咲きましたが。

玄関だけ、一足先にお正月です。

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滅多に作らないハンバーグ。

お豆腐と鶏ミンチで作る豆腐ハンバーグは時々登場しますが、合いびき肉で作るハンバーグは年に数回あるでしょうか。

これから年末年始と、和風オンリーになりそうなので。トマトソース味がサッパリして美味しかった

話変わって、昨夜からの”篤姫 総集編”今夜も引き続き観ました。リアルタイムでは気になりつつも観てなかったので(その時間は、ジャンクスポーツ!)、総集編は、一気にストーリーが分かって面白かった~~。

大奥から見た”大政奉還”への歴史的な運命。運命に翻弄されたというより、時代に選ばれた人々が、その運命に逆らうことなく役割を自覚して生き抜いていく健気さ。

強くて凛々しくて、そして優しくて。頭の回転が速くて聡明で明るい女性だったのですね。

ティッシュを傍らに置いて、見入りました。

時代物が大好きなので、ハマるとどっぷり。

来年の大河ドラマも素晴らしいキャスティングですが、恐らく総集編を楽しみに観るんだろうなぁ

2008年11月25日 (火)

あるがままの君でいて

24日9時から放送されたドラマスペシャルの感想です。

新築の自宅の火事によって、家族も自分が誰かなのか、全ての記憶を失った女性。

伴侶を亡くした辛い過去を持つ同士が再婚し、幸せな家庭を築き上げていた中での不幸な出来事でした。

夫である自分すらも全く覚えていないという焦燥感を、優しい笑顔の表情で表す、堺雅人。彼の地顔が笑い顔、というのもありますが、笑顔に隠された苦しみや悲しみがその奥に潜んでいるのが想像できて、辛さがひたひたと胸に迫ってきました。

自分を忘れた妻に、無理に家族だと植え付けるのではなく、新しく出会ったこれからが始まりだと。

自分たちを愛してくれた記憶が全く無くなり、関心の無い視線を向ける”母”に、子供たちも傷ついた事でしょう。

家族が、記憶を無くしてもがき苦しんでいる今の母であり妻である女性を、そのままの状態で受け入れる事から、家族の再生が始まりました。

その難しい役どころは、薬師丸ひろ子。

実話を基にしたドラマというだけあって、過剰ではない演技が現実味に溢れていました。

自分を重ねるなら、どうだろう。。。

全く想像がつかない。

気が付いたら、異郷に居て、見知らぬ人たちに囲まれているだなんて。見ず知らずの人に、母と呼ばれ妻と呼ばれ、娘と呼ばれ姉と呼ばれ、友達だと言われる。。。

案外、記憶を無くす前の生き方や人との繋がりが、如実に現れてきそうです。

大事な人であるから、何もかも無くしたあるがままの姿で、充分に全てを受け入れられるのでしょうね。

”愛”って、育まれて新に成長していくものなんだなぁ…。

あるがままの自分?

ドラマのような、病的な健忘症とは別に、加齢による緩やかな健忘症は誰にでも平等に訪れる事。私なんか、自他共に認める”プチアルツ”なもんだから、最近自分に自信の無い事このうえなしです。

『その話、こないだも聞いた~!』と娘に言われる事も度々。。。

話は脱線したけど、思い出は思い出として、歴史はまた新しく作っていけばいいのです。

あるがままの自分を受け入れてくれる人たちと、優しい環境に任せて。

良いドラマでした。

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